東大卒が教える「真・健康」への道

「潜在能力を発揮でき、健康も維持できる情報・考え方」をブログを介して発信しています。

ビタミンDの効能〜鬱々とした気分の改善〜

こんばんは。

 

東京都の小池知事がステイホーム週間と銘打った今週。

皆様在宅ライフをどのように過ごされていますか?

新たな人間関係の構築はなかなか厳しいものがあるかもしれませんが、

こんな時こそ久しぶりの友人と連絡を取ってみたり、

日頃一緒にいる人に感謝の心を示してみたりするのも良いと思います!

 

さて、今日のテーマは「食事」から

ビタミンDについて書きたいと思います。

 

ビタミンDの紹介をする理由

まず、なぜビタミンDについて書こうと思ったかについてですが、

この在宅を余儀なくされる状況では、

やっぱり鬱々としてしまう人もいるかと思います。

「Stay Home」が肌に合わない人もいるんですよね。

かく言う僕もそうです。

 

ビタミンDは、そんな鬱々とした気分を和らげる効果が有り、

かつ、現代の日本人が不足しがちな栄養素という事で紹介をしたいと思いました。

 

ビタミンDとはなにか??

人間の5大栄養素の一つ、ビタミンに属するもので、

油に溶けることから「脂溶性ビタミン」と呼ばれるものの一つです。

主にきのこ類に多く含まれる「ビタミンD2」と、

魚・卵類に含まれる「ビタミンD3」に分類されます。

 

ビタミンD3は体内でも作られるのですが、

これの材料は皆さんご存知「コレステロール」なのです!!

コレステロールが紫外線を浴びる事でビタミンD3に変化していきます。

 

効果としては、鬱病に効果的であると言われている他、

免疫up、筋力保持などの効果も有ります。

また、熱に対して安定性を保つため、加熱しても壊れにくいビタミンでもあります。

 

ここからは、ビタミンDに関係の深い世間の俗説について

解説を加えていきたいと思います。

 

「骨を作るのはカルシウム」という俗説の嘘

確かに、骨の主成分はカルシウムである事は間違いないのですが、

骨の合成にはビタミンDが欠かせません。

つまりどちらかが不足しても骨は強くならないので、

「牛乳、小魚を食べてさえいれば骨は強くなる」というのは間違い、となりますね。

 

太陽光を浴びる事の重要性

近年では(特に女性は)肌の白い人が美しいとされ、

太陽光を浴びる事を回避する人もそこそこいるようですが、

太陽光によってビタミンDは形成され、体の形成や免疫upに繋がると考えると、

適度に浴びる習慣は大事になると思います。

 

特に朝太陽光をしっかり浴びる事は体の覚醒にも繋がるので、

習慣付けて置くのは非常に良いですね!

(紫外線が気になる人はしっかりSPFの高めな日焼け止めを塗れば良いと思います)

 

コレステロールは悪者どころか必須のモノ

ビタミンDの原料となるコレステロール

世間の間では悪者扱いされがちです。

先日僕の会社でも健康診断があり、「コレステロール数値異常」の人が

多い事に驚かされました。

異常値が出やすいから悪者扱いされているのかもしれませんね。

 

 

ただ、本来コレステロールは人体に必須のもので、

細胞を形成したり、体内に必要な物質を作ったりする優れものです。

むしろないと生きていく事ができません。

むやみに減らそうとするのは考えものです。

 

しかも体内で8割形成され、食品からの摂取は残りの2割なので、

もし数値が大きくて悩んでいても

コレステロール値の大きな食品を控える」という対策だけでは

焼け石に水、という事になります。

もっと抜本的な生活習慣の改善が必要ということですね。

 

よく健康診断で「HDLとLDL」という指標を見ると思いますが、

LDLは肝臓から細胞にコレステロールを運び、

HDLは細胞から肝臓にコレステロールを運んでいる、というだけの話で、

どちらが悪者、とかは特に有りません。

 

ただ、両者のバランスが悪くなると

コレステロールの運搬がうまく行かなくなり疾患を引き起こす、というのは

なんとなく想像できると思います。

なので、大事なのは「HDLとLDLのバランスを保つこと」

「多すぎたら食事内容、生活習慣全体を見直す事」が大切です。

 

ビタミンDを含む食品

ビタミンDを多く含む食品はとにかく青魚です。

日常で魚を食べる機会って少なくなりがちですよね?

だからこそビタミンDの欠乏は生じがちなのです。

あとはキノコ、鶏卵とかですね。

 

鶏卵はコレステロールが多いから…という理由で敬遠されがちですが、

先の理由からコレステロール値の高い食品を食べた事による影響は少ないですし、

むしろタンパク質のバランスが非常に良い優良食品ですので、

毎日でも食べる事をオススメします!!

 

特定の栄養素をとる上で注意して欲しい事

この記事を読んで「ビタミンDは大事だ」とわかっていただいたと思うのですが、

このままだとテレビ番組っぽくなってしまうので一言だけ。

 

それは「一朝一夕で効果が出るモノではない」という事。

多分、1日100gの青魚を1ヶ月毎日食べ続けて、

目に見える効果が出るか出ないかというレベルだと思います。

 

どうしてもテレビは印象をよくするために

「この食品を食べればこういう好影響があります」という部分のみを強調しがちですが

食品は薬と違って体に与える影響度が低いため

(副作用がほとんどない、というメリットも有りますが)

すぐに効果が出る食品は少ないです。

 

なので、僕は「食事は"意識"である」と感じています。

 

今回の場合であれば、ビタミンDを摂るために 気がついたら

「スーパーで青魚を見つけたら買って食べてみる」とか、

「鶏卵を1日1個食べて見る」とかを(三日坊主でもいいので)実践して、

それの積み重ねをしていく事で、長期的には大幅な体の変化が現れてくるはずです。

 

コロナ禍は長期間続く事が予想されるので、

その間に自分の体を変革するにはいいチャンスだと考え、

書かせていただきました。

 

次回以降も役に立つ知識を提供していくのでお楽しみに!

 

ではまた。